オゾン層が完成し、有害な紫外線の量が少なくなると、緑藻類（りょくそうるい）の一部が、はじめて陸上に進出しました。やがて、大型化したシダ類が水辺に森をつくるようになりますが、シダ植物は受精の時に水が必要です。
いっぽう、種子植物は、花粉が風や虫などに運ばれて雌（め）しべに移動するので、あまり水を必要としません。そのため、乾燥した環境でもふえることができ、いまでは、熱帯から極地までさまざまな環境に適応しています。