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[音声ガイド番号:1302]
ストロマトライト石灰岩・縞状鉄鉱層
同心円状の縞模様をしている岩石が、およそ20億年前のストロマトライトです。ストロマトライトは、原始的なラン藻類であるシアノバクテリアが、砂粒などを取りこんでつくった石灰質の岩石です。シアノバクテリアは光合成をおこない、大量の酸素を海や大気にもたらしました。
赤い縞模様のある岩石は、縞状鉄鉱層(しまじょうてっこうそう)です。およそ25億年前、シアノバクテリアの活動によってふえた酸素が、海水中にふくまれていた鉄分と結びついて酸化鉄となり、海の底に堆積(たいせき)してできたものです。